合成洗剤の問題点 8
新しく登場してきたコンパクト型洗剤、外資系の合成洗剤の環境や生物に対する影響については、述べたとおりです。
しかし、石けんがどんなに安全でも、洗剤として肝心の洗う力"洗浄力が決定的に劣っていたのでは話になりません。
最近の企業側の新規合成洗剤のコマーシャルは甚だしく過激で、同時に汚れが雲散霧消するかのような印象を強調し、バイオ、ハイテクなどと称して消費者の目をまどわすような傾向がみられます。
事実、私もこの実験をするまでは、コンパクト型、外資系の洗剤の洗浄力は、あるいは石けんよりも優れているのではないか、などとさえ思っていました。
いうまでもなく、洗浄力というのは、水の硬度や温度、phなどと関連し、洗浄対象や洗浄方法などともひろく関係するものです。
これを一概に定義するのは非常に困難であることは、いうまでもないでしょう。
しかし、私たちにとって問題なのは、日本のごく一般的な軟水域での、ごく普通の水道水による家庭での洗濯方法に準拠して、生活現場の洗濯物を洗った場合の洗浄力の強さです。
それと同時に、普通の主婦のシビアな判断に基づく洗いあがりのよさがどうなのか、ということです。